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●メガネが弱視を治す

子どもの目の相談で多いのが、
「子どもにメガネをかけるように言われたけれど、どうしてもかけないとダメでしょうか?」
という質問です。
子どもにメガネはかわいそう、いじめられそう、かわいくなくなる、など保護者の心配もわかります。
私自身、自分がメガネをかけていても、三歳からメガネなんて、と最初は思いましたから。
親が視力が良くて、メガネに縁がなければ、余計抵抗は大きいでしょう。
また、メガネのことでいじめられたり、コンプレックスを持っていた保護者も、抵抗感が強いようです。

けれど、子どもにメガネは必要です。特に、薬や手術で治せない弱視の場合、メガネは薬に代わる唯一の治療手段です。
メガネをかけることで、鮮明な広く明るい世界に住むことができ、そこから得られる情報量は、ぼんやりした世界とは大違いです。
うちの長男は、生まれてからメガネをかけるまで、男の子のわりに大人しくて、扱いやすい楽な子どもでした。
よく転ぶから、運動神経がにぶくて、動き回るのが苦手なのだろう、と勘違いしてました。
でも実際は、見える世界がぼんやりとして狭いため、好奇心が刺激されてなかっただけのようです。

子どもは、いろんな物を見て、興味を持って、見に行ったり、触ってみたり、いたずらしたり、大人から見れば落ち着きがない、と思える行動によって、いろんな情報を得て、体全体でいろんなことを覚えていくのです。
大人が面倒だから、鬱陶しいからなどと、子どもの好奇心を抑え込んだり、大人の言うことを聞く大人しい子がよい子だと思ったりするのは、間違っています。
いろんな刺激を受けることで、体の機能も、脳も発達していくのですから、大人は、子どもの好奇心を尊重し、興味を引き出してあげる必要があると思います。

弱視の子の場合は、メガネが一番必要です。
メガネをかけることで、最初は良く見えませんが、次第に視力が発達し、見える世界が広がっていき、興味を持てるものが見つかるようになります。
足元もはっきり見え、遠くもはっきり見えるようになれば、動き回るのも自由自在になります。
大人しかった子が、走り回るのが得意になって、びっくりさせられたりします。
本は好きでないのかと思っていたら、実は本好きだったりもします。今までは、絵がはっきり見えていなかったために、じっと本を見ることができなかっただけなのかもしれません。

弱視と診断され、メガネが必要と言われたら、すぐにメガネを作ってあげてください。
弱視でない近視や乱視の場合は、学校の授業で必要な時にかければ良いと言われるかもしれません。
それでも、子どもの発達のためには、はっきり遠くまで見えた方が有利ですから、できるだけ早くメガネをかけさせた方が良いと思います。
人間は、情報の90%を目から得ていると言われます。
その情報を、最大限得られるようにするか、半分以下にするかを左右するのが、メガネです。

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